平成24年1月1日(日)の西日本新聞20・21面に掲載された『北九州市100年物語』の「50年後の北九州市図」の制作を、本学デザイン学部情報デザイン学科の学生が担当しました。
「50 年後の北九州市」図・制作チーム
- 井川 友紀子さん(リーダー・情報デザイン学科3年・小倉東高等学校出身)
- 小嶺 拓馬さん(情報デザイン学科3年・育徳館高等学校出身)
- 李 庚玟さん(情報デザイン学科2年・留学生)
- 河合 里美さん(情報デザイン学科2年・熊本学園大学付属高等学校出身)
- 呉 嵩豪さん(情報デザイン学科2年・留学生)
- 安藤 美希さん(情報デザイン学科1年・ひびき高等学校出身)
- 濱里 茜さん(情報デザイン学科1年・育徳館高等学校出身)

テーマが「50年後の北九州」ということで、最初は全く想像できませんでしたが、未来は誰にも分からないものなので、自分たちが想像する思いつく限りの未来を詰め込みました。例えば車が地面ではなく空の専用レーンを通っていたり、平尾台にUFOが墜落していたり、お祭タウンができていたり、門司港でロボットが人力車を引っ張っていたり、宇宙空港ができていたりと、少しオーバーなくらい賑やかな作品にしました。
まず、メンバーで北九州のイメージや観光スポット、行事などについて、何を推していくのかを話し合いました。それから未来像を出し合い、それぞれの担当に分かれてラフスケッチを作成しました。ラフ画を元に西日本新聞社の方と打ち合わせ、作品づくりを開始。途中、大幅な修正もありましたが、3週間程の制作期間を経て完成しました。
新聞紙面に合わせての作品づくりは初めてで、色やサイズ、配置などを考えながらの制作は大変でしたが、とても勉強になりました。また、各エリアを別々の人が担当したことにより、最後にひとつの作品としてまとめるのに少し苦労しました。最初は全く完成型が見えなくて不安でしたが、作品が完成したときは本当にうれしかったです。作品完成後も紙面になるまでの間は少し不安でしたが、元日の紙面を見てやっと達成感を感じることができました。紙面に載った作品を見たときは、メンバーの顔が浮かびました。それだけ真剣にみんなで取り組めたということだと思います。この作品をこのメンバーで作ることができて本当によかったです。次はまた違った媒体での作品制作に関われたらと思います。
作品について
北九州の地図の上に、それぞれの地域がそれぞれの場所に配置され、その地域ごとの特色を生かした未来像になっています。
【小倉市街地】
建物は全て屋上緑化。人と緑が溢れる街になっています。スカイツリーに負けないタワーも建設されています。小倉城もしっかり残っていて、発展していくなかでの自然と調和を表現しました。
【平尾台】
鍾乳洞は100年で1センチ程しか変化しませんので、50年では変わらない。変わらない未来を表現しました。ただし、変わらない中にもUFOを墜落させたあたりに未来を感じて頂きたいと思います。
【若松・戸畑エリア】
五平太ばやしや戸畑提灯山笠などの地域の祭があるマチです。そこに北九州の祭を総結集し、お祭りタウンをつくりました。さらに中国や韓国など、アジアの国々の祭も参加。国際交流の場となっています。
【八幡】
スペールワールドや新日鉄の工場など、観光名所となっています。それを未来的に残してみました。
【門司港】
レトロな感じは残しつつ、新しい取り組みを織り交ぜました。有名な門司港グルメに北九州グルメをプラスしました。さらに有名なバナナのたたき売り。そのバナナを門司港の温室で栽培してみました。北九州バナナです。人力車はロボットが引いています。
【小倉南エリア】
新北九州空港はいずれ宇宙空港になります。そして宇宙へ続くエレベーターもできました。さらに、曽根干潟に生息するカブトガニをモチーフにしたカブトガニジェットも飛んでいます。
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